Butabana

2013/05/14

【肥満大国アメリカ】低所得者ほど肥満な米国 毎日ジャンクフードしか食べないせい?

 油たっぷりのハンバーガー、ピザ、フライドポテト、砂糖の入ったビッグサイズのコカコーラ 低所得者ほど肥満に








米国の肥満比率は世界トップクラス




 資料:OECD Health Data 2012

 米国の肥満比率は男性が35.5%、女性で36.3%。

 このままいくと2030年には、44%以上になるのではないかという予測もあるようです。

 ちなみに日本は調査対象国で一番低い肥満比率のようです。





低所得者ほど肥満率が高い





 低所得者と、中流以上の人たちとで決定的に違う二つのことがあるようです。


  •  定期的な運動
  •  健康的な食事

結局、昔から変わらずに言われ続けてる、この2つのシンプルなことを心がけているかどうかのようです。

 実際、エアロビ、ヨガ、マクロビオティック、オーガニックなど、米国発の健康ブームも少なくありませんしね。

 適切な知識を身につけ、ジャンクフードを食べること、定期的な運動をしないことがいかに身体にとって悪いかを知り、それを実際に実践するかどうかが分かれ道のようです。

 お金がないのに痩せるでもなく、なぜ、太るのか。

 それは、食費を抑え、なるべくお腹がふくれるような「低価格で高カロリーな食べ物」を求めるためです。

 安価で、手軽で、満足感が簡単に得られる。

 それにうってつけなのが、ハンバーガーやピザといった、ファーストフードというわけですね。

 そして、野菜を食べません。ヘタをしたら喫煙もする。

 糖分と脂肪分を毎日たっぷり摂り続ける。
 
 これで肥満にならないわけがありません。

   CDCによれば、アメリカ国内で平均年収5万ドル(約400万円)以上で肥満だった人々の割合は24・6%、

 それに対し、年収1万5千ドル(約120万円)以下で肥満だった人々は約34%に上ったそうです。




幼少期から「ファーストフード」の味に浸されている






  親が低所得者であった場合、かなりの確率でその子供は「安くて高カロリー」な食べ物を食べさせられるでしょう。
 
 それも毎日です。

 彼らに選択肢はありません。どれくらい有害なのか、何が身体に良いのか、健康とは何か、教えられてないからです。
 
 ファーストフードは決まって、やみつきになるような魅力的で刺激的な味付けをします。

 習慣化されたその味に慣れてしまうのですから、野菜を食べるよりもハンバーガーを食べることを選ぶのは彼らにとって実に簡単なことでしょう。

 そして、大人になってもその味が忘れられずにファーストフードに「飼いならされて」いくのです。

 動物性油中毒、添加物中毒、砂糖中毒。

 まさに「合法的なドラッグ」です。

 さらにファーストフードはテレビCMをこれでもか、としつこいくらい繰り返し流します。

 楽しい音楽、魅力的なキャラクター、クリーンなイメージ、ティーンの人気アイドルたち。

 膨大な宣伝費をあてるのは、彼らの唯一の娯楽が「無料」のテレビなのを熟知しているからです。

 
 今月9日、コカ・コーラは全世界で子供向けの広告を中止すると発表したニュースが流れました。
 肥満防止対策と、糖分の多い炭酸飲料への批判が世界的に高まりつつあることへの対策のようです。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGN08025_Z00C13A5000000/
米コカ・コーラ、世界で子供向け広告中止 肥満防止  :日本経済新聞



 そして今月1日、ニューヨーク市内のある公立小学校が三十日、給食メニューを全て菜食メニューにすると発表しました。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2013050102000203.html
東京新聞:NY公立小 肥満防止策 すべての給食を菜食メニューに:国際(TOKYO Web)

 子供の肥満がそれほど問題視されているのでしょう。

 フライドポテトやジュースを提供する学校も徐々に変わって行くことでしょう。


Easy Come,Easy Go 得やすいものは失いやすい





 お金がないときの最大の娯楽は「タダのテレビを観ること」「油と砂糖たっぷりのジャンクフードを食べること」

 刺激的なCM、クッキー、ポテトチップ、ハンバーガー、ピザ、ジュース

 どれも非常に魅力的です。

 それは万国共通のようです。

 しかし簡単に手に入りやすい快楽は、同時に簡単に失いやすいものであり、ヘタをしたらそれ以上の弊害を我々にもたらしてしまいます。

 各国が真剣に肥満対策をしなければならないほど、それらを摂取する量を個人でコントロールすることは非常に難しいことであることがわかります。 

  「肥満にならざるをえなかったのは低所得だからだ」という視点もあり、個人の意志の問題なのか、政府の政策の問題なのか、根本的な問題を解決する方法を見つけることは簡単なことではないでしょう。


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